保育者の学びのニーズに応じた研修を開催しました

2025年8月30日(土)、県内の潜在保育士と現職保育士等の学び直し、学びの継続を目的とした「保育者の学びのニーズに応じた研修 ~地域で育てる地域で育つ~」を、青森県保育士・保育所支援センターとの共催で開催しました。対面とオンラインのハイブリッド形式で実施し、保育関係者約50名を超える皆様にご参加いただきました。

 

講師の皆様の講義により、私たちが暮らす青森県の保育・幼児教育と子育てを取り巻く現状を理解するとともに、今、できていること、青森県の保育や教育の良いところを再確認し、自信を高める時間ともなりました。

 

講義1 地域の社会資源を活用した保育とは ~子どもが育つ地域について考えてみる~ 学校法人千葉学園  千葉幼稚園 園長 岡本 潤子 氏

自由学園の祖・羽仁もと子、千葉学園の祖・千葉クラ姉妹の教育への思いを、今、八戸から発信し、同地域で取り組んでいる幼児期の教育実践をお話しいただきました。

 

講義2 地域の子育てと家庭を支える ~その先にあるもの  (八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科 教授 差波 直樹 )

県内の子育て支援に携わる方々の実践を紹介し、保育現場でできる、行うべきことが提案されました。

 

講義3 地域の保育園・幼稚園・こども園と小学校の連携とは(前・青森市立沖館小学校校長 大賀 重樹 氏)

青森市のスピード感のある幼保小連携の取組について紹介していただき、地域の幼保小の「人」がつながる意義についてご提言いただきました。

 

講義4 多様な子どものニーズに寄り添い考える発達支援(八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科 教授 野口 和也 )

保育現場で多く見られる「落ち着きのない子」をどのように理解するか、どのような支援が考えられるか、という課題について、脳科学の視座からアプローチしたお話でした。