【幼児保育学科】令和2年度「実習報告会」を開催しました (11/4)

 令和2(2020)年11月4日(水)に、実習報告会が開催され、保育実習、教育実習、施設実習を終えた2年生の代表者から、それぞれの実習で学んだことについての発表がありました。
 保育実習(保育所)の代表者からは、1歳児クラスでの責任実習の紹介と振り返りに関する報告が行われました。さまざまな月齢の子が在籍しているクラスでの責任実習を通じて、子ども一人ひとりの特徴や発達を見通した援助と同時に、子どもの「自分でやってみたい」と思う気持ちを尊重することが大切であることが伝えられました。
 教育実習(幼稚園)の報告では、全日実習(責任実習)の1日の流れに沿って、実際の実習内容の紹介がなされました。ピアノの弾き歌いや小麦粉粘土あそびの様子が映像とともに紹介され、自分たちの経験をもとに、失敗を恐れずにチャレンジすることが学びにつながると、1年生に向けてエールを送りました。
 施設実習も、児童養護施設や障害児・者入所施設、乳児院などで実施する、保育士資格取得のために必要な実習です。今年度は、障害者支援施設で実習した学生から、障害の程度に合わせた支援・援助のあり方に関する具体的なエピソードの紹介がありました。
 最後には、幼児保育学科の加藤勝弘学科長から、それぞれの報告を受けての講評として、実習で学んだことは、単なる「きれいな言葉」ではなく、現場に根差した「具体的な言葉」で考え続けていくことが大切であるとのお話がありました。それぞれの報告の合間には、手遊びの紹介を行うなど、和やかな雰囲気で行われました。
 今年度の2年生の実習は、新型コロナウィルスの感染拡大のため、実施が危ぶまれておりましたが、園・施設の先生方のご協力のもと、感染対策を行いながら、全員が無事に終えることができました。本学の学生の実習を支えていただいた全ての皆様に改めて御礼申し上げます。