鈴木 康弘
2023年04月01日現在
氏名 | 鈴木 康弘(スズキ ヤスヒロ/Yasuhiro Suzuki) |
所属/職位 | 八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科/講師 |
最終学歴/学位 | 東京大学大学院教育学研究科 総合教育科学専攻基礎教育学コース/教育学修士(東京大学) |
主な経歴 |
2015年4月 日本学術振興会 特別研究員(DC1) (2018年3月まで) 2015年6月 東京大学 発達保育実践政策学センター 関連SEED研究プロジェクト 共同研究者(2017年3月まで) 2018年4月 和光大学 現代人間学部 心理教育学科 非常勤講師(2019年3月まで) 2018年4月 学校法人敬心学園 職業教育研究開発センター 研究員 2019年6月 東京大学 発達保育実践政策学センター 関連SEED研究プロジェクト 共同研究者 現在に至る |
主な所属学会 | 日本教育学会、日本保育学会、幼児教育史学会、日本保育者養成教育学会 |
連絡先 | TEL:0178-25-4411(短期大学部) FAX:0178-25-2220(短期大学部) E-mail suzuki-ecec@jc.hachinohe-u.ac.jp |
専門分野 | 保育学・教育学 |
研究テーマ |
戦後日本の保育理論史 欧米のポストモダン保育学に関する研究 人文・社会科学の知見に基づく保育者養成カリキュラムの再構築 |
担当科目 | 保育原理、保育者論A・B、保育内容総論A・B、教育課程論A・B、保育実習指導Ⅰ、ゼミナールⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ |
主な研究業績
区分 | 著書、学術論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表年月 | 発行所、発表雑誌・学会等 |
著書 | 障害児の共生教育運動:養護学校義務化反対をめぐる教育思想 | 共 | 2019年 | 東京大学出版会 |
論文 | 近現代日本の保育史研究の動向と課題—2007年〜2017年の研究を中心に― | 共 | 2019年 | 東京学芸大学紀要(総合教育科学系Ⅰ)、第70巻1号 |
著書 | 保育原理の新基準(再訂版) | 共 | 2018年 | 三恵社 |
論文 | Rethinking the History of Inclusive Education in Japan:Focusing on the Movement towards Inclusive Education in the 1970s | 共 | 2018年 | 2017年度 東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センター研究紀要 |
翻訳 | 幼稚園のなかのデモクラシー:幼児たちが世界に安心して存在することを支えるということ | 共 | 2017年 | 研究室紀要(東京大学大学院教育学研究科基礎教育学研究室)、第43号 |
最近の研究業績
区分 | 著書、学術論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表年月 | 発行所、発表雑誌・学会等 |
著書 | 乳児保育I (保育士を育てる) | 共 | 2020年3月 | 一藝社 |
著書 | 保育学用語辞典 | 共 | 2019年12月 | 中央法規出版 |
研究ノート | 協働型園内研修論が前提とする保育者の専門性観:子ども理解と人間関係を主題化することの問題点 | 共 | 2019年12月 | 敬心・研究ジャーナル、第3巻2 号 |
論文 | 「10の姿」に込められた能力観の私製解説書による曲解:実践例と能力との対応化による変質 | 共 | 2019年12月 | 敬心・研究ジャーナル、第3巻2 号 |
図書紹介 | Alternative Narratives in Early Childhood : An Introduction for Students and Practitioners Peter Moss著 2019年 Routledge | 単 | 2019年9月 | 日本保育学会会報、第175号 |
学会報告 | なぜ協働型園内研修論では人間関係が主題化されるのか | 共 | 2019年8月 | 日本教育学会、第78回大会 |
学会報告 | 新幼稚園教育要領・保育所保育指針等の 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」 における諸能力の重層的把握 | 共 | 2019年8月 | 日本教育学会、第78回大会 |
ポスター発表 | 保育者によるお散歩ルートのリスク認識とその語り | 共 | 2019年7月 | 日本赤ちゃん学会、第19 回学術集会 |
学会報告 | カトリック系幼稚園の教育理念のなかのモンテッソーリ教育をめぐる語り | 共 | 2019年7月 | 第16回敬心学園職業教育研究集会 |
学会報告 | 神道系保育所・幼稚園等における保育環境としての「森」での保育者の役割 | 共 | 2019年7月 | 第16回敬心学園職業教育研究集会 |
学会報告 | 保育者養成課程科目としての日本国憲法の再定義 | 共 | 2019年7月 | 第16回敬心学園職業教育研究集会 |
論文 | 神道系保育所・幼稚園等における保育・教育理念の特色―全国神社保育団体連合会の九州ブロックにおける加盟園を事例として― | 共 | 2019年7月 | 敬心・研究ジャーナル、第3巻1号 |
研究ノート | カトリック系保育所・幼稚園等における保育・教育理念の特色―日本カトリック幼児教育連盟の横浜教区(神奈川・山梨・長野・静岡)に着目して― | 共 | 2019年7月 | 敬心・研究ジャーナル、第3巻1号 |
学会報告 | 新幼稚園教育要領・保育所保育指針等における「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の能力観 | 共 | 2019年5月 | 日本保育学会第72回大会口頭発表 |
学会報告 | 海外の保育思想研究におけるポストヒューマン論の潮流 | 共 | 2019年5月 | 日本保育学会第72回大会口頭発表 |
論文 | プロテスタント系保育所・幼稚園等における保育・教育理念の特色—神奈川県を事例として― | 共 | 2018年12月 | 敬心・研究ジャーナル、第2巻2号 |
論文 | 仏教系保育所・幼稚園における保育・教育理念の特色―東京都内の日本仏教保育協会加盟園のウェブサイト分析から― | 共 | 2018年12月 | 敬心・研究ジャーナル、第2巻2号 |
研究ノート | 保育者の「専門性」の構造的把握をめぐる諸問題 | 共 | 2018年7月 | 敬心・研究ジャーナル、第2巻2号 |
論文 |
保育学言説における〈保育-教育〉のコント ラスト―保育内容総論・保育課程論のテキスト分析から― |
共 | 2018年7月 | 敬心・研究ジャーナル、第2巻1号 |
論文 | 新幼稚園教育要領・保育所保育指針等における「規範」―領域「人間関係」とのかかわりで― | 共 | 2018年7月 | 敬心・研究ジャーナル、第2巻1号 |
論文 | 「社会的なもの」としての教育の再考―その政治的可能性をめぐって | 共 | 2017年3月 | 2016年度 東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化センター研究紀要 |
論文 |
シティズンシップ教育における論争的問題の 検討─目的・選択基準・方法・効果の観点から |
共 | 2014年3月 | 2013年度 東京大学大学院教育学研究科 附属学校教育高度化センター年報 |
主な社会活動
項目 | 期間 |
「八戸子育てマップ」作成プロジェクト(平成30年度八戸市学生まちづくり助成金)の指導教員 | 2019年6月〜2020年3月 |
八戸市子ども・子育て会議 委員 | 2019年7月〜現在 |
八戸市保育連合会主催 キャリアアップ研修会(乳児保育分野)講師 | 2019年8月 |
2019年度子育て支援員研修 講師 | 2020年〜現在 |
自己紹介
現代日本の保育における理論的な基盤づけが、どのように生成・発展してきたのかという歴史に関心があります。特に、高度経済成長期以降、小児科医たちを中心とする研究と現場のつながりが生み出した理論や思想が、ナショナル・スタンダードである指針や要領にどのように採用され、そして、オルタナティブな子育て言説に影響をどう与えているのかを解明したいと考えています。また、イギリスやスウェーデン、オーストラリア、南アメリカなどの諸外国の保育研究者たちによるポストモダン以降の保育理論のネットワーキングにも関心を寄せています。
ゼミナールは、まだ始まったばかりですが、保育者のオーラルヒストリーや子育て支援施設のフィールドワーク、子どものための哲学などのワークショップなどの活動を通じて、保育者になるための学びをデザインしていきたいと考えています。